英語が苦手な同僚のためにAIで英単語学習ツールを作りました

英語が苦手な同僚のためにAIで英単語学習ツールを作りました

BINGE
BINGE
2025/07/08

BINGEです。

英語が苦手な同僚のSheenaくんのためにAIで英単語復習ツールを作ったのでご紹介します。

制作の背景

普段はインタラクティブアーティストやカメラマンとして活動しているSheenaくんですが、

Sheenaくん

彼はとても英語が苦手です。


1年ほど前にそれだけ英語が出来ないと困るだろうということで
中学生向けの参考書、ドリルやオンライン英会話を試しましたが、なかなか成果が出ずあきらめていました。

しかし最近、AIツールの発展で非エンジニアの僕もSheenaくんもスクリプトを自作したり、
開発業務のコーディングをするようになり、弊害が出てきました。

口頭でコマンドを伝えたときのスペルミスや、エラーメッセージを翻訳する時間がかかったり、英語ができないと共同で作業するときに不便なことが多いのです。

そこで、今回AIツールClaude Codeを使って英単語復習ツールを作成しました。


Claude Codeは、複数ファイルのコード理解・修正・提案までできる、開発者向けの超賢いAIコーディングアシスタントです。

仕様


ゴールは単語のスペルとある程度の意味が覚えられることです。

ツールの仕様

  • 覚えてほしい単語を誰でも追加・編集できる
  • エビングハウスの忘却曲線に沿って、忘れかけたころに出題される
  • 苦手な単語がよく出る
  • ローマ字・活用形・同義語・ひらカナ混在でもOK
  • 出勤・退勤時などに自動でミニテスト(20問)
  • 正答率や習熟度を一覧・グラフで確認できる
  • Google Sheetsとブラウザに自動保存

    ウェブページにアクセスするとテストを受けるページが開きます。

問題数は20問で、覚えが悪い単語を優先的に出題します。

 単語の一覧や習熟度はダッシュボードで確認でき、追加や編集もここからできます。

🛠 技術的な構成(ざっくり)

  • フロントエンド(画面側)
    • React(v18):UIを構築。単語一覧やテスト画面などを動的に表示
    • React Router v6:ページ遷移(トップ・単語・履歴など)を制御
    • カスタムCSS:スマホでも使いやすいようにレスポンシブ対応
  • バックエンド(サーバー処理)
    • Google Apps Script(GAS):APIを自作。スプレッドシートとのやり取りを担当
    • Google Sheets:単語・習熟度・履歴などのデータを保存する“簡易データベース”として活用
  • データ保存の仕組み
    • 単語やテスト履歴はGoogle Sheetsに自動保存
    • ネットがなくても使えるようにブラウザ(localStorage)にも二重保存
  • デプロイ(公開)
    • Vercel:GitHubと連携して、コードを更新すると自動でWebサイトを再ビルド・公開

結果

導入して数日ですが、着実に効果が出ているようです。(スコアが悪いとAIが辛辣なコメントを残してきます)


7/4時点↓

7/7時点↓

僕はClaude Codeに「こういうサイトを作って」と指示しただけなので難しいことは何もわかっていませんが、
アイデアを自由に形にできる時代になりつつあると実感しました。

誰でもAIを使いこなせる時代だからこそ、アイデアを形にするスペシャリストとして自分たちのValueを発揮できるように精進したいと思います。